みるく工房飛鳥 心のふるさと明日香って・・「ほっと・・」するよね 自然がいっぱい 言いあらわす事のできない 安堵感があるのは私だけ 疲れた時 むなしい時 かなしい時 たのしい時 ふり返れば、そこには いつも明日香がある
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m.asuka牛歩の遍歴 進めるところまで進みます。
みるく工房飛鳥通信 西井牧場のasukaの独り言
もう11月も終わろうとしている、冷たい雨が、色づいた木の葉をたたく、冷たい風が、色づいた木の葉を扇ぐ、冬の自然は容赦なく木の葉をいじめる、負けじとしがみつく木の葉、そんな、木の葉がいとおしい。
牛歩の遍歴 十二歩目
 月日は早いものだ、決られたとおり農業高校に入学し、もう1年が経とうとしている。2年生からは、専攻別に授業が行われる。もちろん俺は畜産を専攻するわけだが、この学校には豚と鶏だけで牛はおらんわ、でも、とりあえず畜産専攻と言うことでスタートをした。
  高校時代の思い出と言えば、強烈に印象があるのが何といっても「かしわ」だね。この言葉「かしわ」はこちら関西だけの呼び名かもしれない・・はっきり言うと「鶏肉」だ、卵を産まなくなった廃鶏を肉にして販売するのだ。生きている鶏に包丁を入れるのはかなり抵抗があった。血抜きされた鶏は毛をむしる機会にほりこまれ、ゴロゴロと言う数分間で丸裸になってまな板の上に載せられる。すばやい包丁さばきで鶏が肉にされる。「これ食ってみろ」と横に置いてあった醤油をつけて差し出されたのが「ササミ」の部分。「えっ、これ食うのか」と思わず後ずさりをしてしまったが、おそるおそる口に含むと、なんと旨い。鶏肉の甘味と醤油が見事にバランスがとれている。知らぬ間に次から次へと口に掘り込んでいく、思わず病みつきになってしまった。慣れとは恐ろしいもので、1羽、肉にしたら次からは抵抗がなかった、最高で一日、16羽もやってしまった。自慢していいのか分からないが学生でそこまでやったヤツはおらなかったそうだ。高校生活は何をするともなくただ、時間だけがむなしく過ぎ去る。一年生の時はトップクラスだったのに2年生ともなると、気の緩みが出始める。成績もしだいに落ちて行く。そう言えば彼女ができたのも2年生になってすぐの事。同じ生徒会で知り合い、よく話をしているうちに遊びにいくようになった。単車に乗っていて二人してこけて包帯を巻いて学校へいった思い出が蘇る。思春期の真っ只中の出来事だ。

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